観光案内(青森県)

下北ジオパーク〜脇野沢・鯛島エリア〜

こんにちは、いくらんです。

今月は「下北ジオパーク」について紹介しています♪

大和海商のあるむつ市は、青森県の下北地方にあります。
下北地方は、海に囲まれた自然豊かなところです。
青森県の中でジオパークに認定されているのは、下北だけになります。

今月はそんな下北地方の魅力に迫っていきます( ´∀`)

下北ジオパーク

下北ジオパークには18の地域があります。
・恐山エリア
・薬研エリア
・ちぢり浜エリア
・風間浦エリア
・大間崎エリア
・津鼻崎エリア
・佐井エリア
・仏ヶ浦エリア
・焼山崎エリア
・脇野沢・鯛島エリア
・野平エリア
・川内エリア
・大湊・芦崎エリア
・猿ヶ森砂丘エリア
・田名部平野エリア
・北部海岸エリア
・尻屋崎エリア
・中野沢エリア

今週は、脇野沢・鯛島エリアを紹介したいと思います。

火山活動によって生まれた脇野沢・鯛島

鯛島は、むつ市脇野沢の牛ノ首岬沖約800mの陸奥湾上にある無人島で、脇野沢のシンボルになっています。
この島は、名前の通り鯛が水面を泳いでいるように見えます。胴体と尾に分かれて、胴体の方は緑に覆われていますが、尾の方は険しい岩肌に海鳥の糞で真っ白に染まっています。

下北半島国定公園に含まれ、1975年12月10日には海域公園に指定されました。
澄んだ海中には、さまざまな魚や海中動物が生息しています。

 

むつ市脇野沢の道沿いでみられる黒っぽい石が混ざった岩石は、海底の火山活動によって噴き出た石と火山灰が混ざった岩石です。
鯛島もこの岩石と溶岩でできています。
海底火山から出た溶岩は、水と触れた外側の部分が急激に固まる一方、内側は熱く、外側の硬い部分を破って流れていきます。
こうしてできた溶岩は、まるい枕が並んだようにみえることから「枕状溶岩」と呼ばれ、鯛島ではこの構造を観察することができます。

 

豊かな生態系

4月下旬〜7月上旬になると、陸奥湾にカマイルカが回遊してきます。海流にのってやってくるイワシなどのえさを追いかけてやってくると考えられていますが、詳しい生態系はよくわかっていません。
近年はイルカウォッチングのツアーが開催され、観光にも活用されています。

また、冬には、産卵にむけお腹がふくらんだマダラが回遊してきます。タラ漁の解禁日には、網の設置場所を先着順で決める「場取り」という行事が行われます。

 

北限のニホンザル

下北半島のニホンザルは、ヒト以外では最も北に生息する霊長類です。
寒冷化で氷河が発達した時代でも、下北半島と北海道は陸続きにならなかったため、これより北へ生息域を広げられなかったと考えられています。

1970年には「下北半島のサルおよび生息北限地」として国の天然記念物に指定されました。

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今週は脇野沢・鯛島エリアをご紹介しました。
カマイルカやニホンザルなどの豊かな生態系と、火山活動でできた脇野沢。
同じむつ市でも、エリアによって特色が違って面白いですね!

前回のエリアでも、青森と北海道は陸が続いていなかったため、生態系の分かれ目になっているというところがありました。

同じ日本でも津軽海峡を隔てて生態系や環境に違いがありますが、北海道と青森は習慣なども似たものも多いです。

ニホンザルが渡れなかった津軽海峡を、人間は文明の力で超えていったから今があるのだな〜と思います。

ジオパークを知ることは、私たちの歴史を知ることなのかもしれませんね(о´∀`о)

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大和海商は全国の市場に卸をしています。
大和海商のあるむつ市は、津軽海峡・太平洋・陸奥湾の3つの海に囲まれた海産物の宝庫です。

【むつ湾ホタテと大間のマグロ】の他、青森の美味いものを直接食卓へもお届けしています。

ぜひ、ご家庭でも青森の「旬」をお楽しみ下さい♪

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