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美食家を唸らせる「青森のウニ」

青森県は、日本海・津軽海峡・陸奥湾・太平洋と四つの異なる海に囲まれる、海産物の宝庫です。

その中でも特に、
「一度青森のものを食べたら他のものは食べられない」
という人がいるほど味の違いが際立つのが、「青森のウニ」です。

国内で食用に水揚げされているウニは、主にバフンウニ、ムラサキウニの種類ですが、日本は国内での生産では消費を賄いきれず、世界各国からウニを輸入しています。

青森(日本海三陸)で獲れるウニは主に「ムラサキウニ」と呼ばれる、黄色みがかった色が特徴の上品な甘味を持つウニです。

北海道で主に獲れる鮮やかなオレンジ色のウニは、「バフンウニ」と呼ばれる種類で、濃厚な味わいが特徴です。

海外産で見てみると、チリで獲れる「チリウニ」は北部で獲れるものはレモンイエロー、南下するほどオレンジに近くなる色味が入ってきます。

青森のウニは大味で繊細と言われていて、青森で美味しいウニを食べたら他のウニが食べられない!というほど、美食家を唸らせる逸品なんですよ。
(ウニが苦手という人でも、新鮮な青森のウニを食べてからウニが好きになったということもあります^ ^)

さて、そんな高級食材・ウニはなぜあんなに鮮やかな色をしているのでしょうか?

ウニの鮮やかな色は「エキノネン」という色素の色で、ビタミンAと同じ働きをするという特徴があり、100gあたり1200IUとかなり多く含まれています。

他にもウニにはビタミンB1やB2、EPA(エイコサペンタエン酸)や鉄分、カルシウムといった栄養素が豊富に含まれています。

ウニは皮膚の粘膜を正常に保つ役割や、シミそばかすの予防、がん予防にまで効果があることがわかっています。
ただ美味しいだけではなく、栄養豊富な食材としても注目を浴びています。

そんな栄養豊富なウニですが、100gあたり約137mgのプリン体が含まれているため、「食べ過ぎ」には注意してあげてくださいね。

ウニの剥き方

ウニは口の周りから切れ目を入れて殻を剥き、星形に入っている身を中から取り出します。

ウニの身が綺麗な状態で並んでいるのは、こうして丁寧に殻を剥いて取り出してくれているからなんですね^ ^

 

本当に美味しいウニの特徴とは?

美味しいウニが食べたい!という方のために、美味しいウニの特徴を紹介して行きたいと思います。

まず、私たちが食べている可食部は「生殖巣」です。

ウニは雌雄異体なので、メスの場合は卵巣を、オスの場合は精巣を食べていることになります。
(しかし実際の性別は、顕微鏡を使ってみないとわからない小ささです。)

美味しいウニの見分け方としては、

・生殖巣がしっかりとした塊になっていて、粒が際立っているもの

・産卵期を控えた頃が実入りが良くなるので、旬は6月〜8月前後
(青森では2月〜10月くらいまで食べられます)

・できるだけミョウバンを使って加工していない

などが挙げられます。

 

高級なウニ・安いウニ

私たちの生活のいろいろなところで見かけるウニ。
値段はピンキリですが、高級なウニと安いウニには圧倒的な「違い」があります。
大きな違いは、ある食材を食べて育ったかどうか?

それは…

北海道の利尻昆布 です。

味も格別と言われていますが、美味しい海藻を食べて育ったウニはその身も美味しいということですね。
しかし希少価値が高いので、必然的に高級品になってしまいます。

回転寿司などで使われているウニは比較的安価な輸入ウニで、国産のウニに比べて安く流通できるウニの代表です。

また、ウニは取り出して時間が経つと徐々にとろけて形が崩れていってしまいます。
型崩れ防止にミョウバンを使って加工されることが多いのですが、塩水だけで加工したウニは新鮮でとろける美味しさです!

ウニが苦手だった人も、「ウニってこんなに美味しかったの?」と驚くほど、味わいが違います。
ミョウバンを大量に使っていると、固くなっていたり、独特の臭みや苦味を感じることがあるため、塩水に漬けただけの柔らかくてとろけるようなウニを現地で味わったり、新鮮な青森のウニを取り寄せるのも美味しいウニを楽しむポイントだと思います。

美味しいウニの特徴を知って、ぜひご自身で美味しいウニの目利きを楽しんでみてください。
美食家・ブロガーなど美味しい物好きな方々が味を忘れられずに何度も青森を訪れるほどの、青森のウニ。

青森は遠いな…という方にも、「お取り寄せ」というお楽しみがあります。
おうちにいながら、海に囲まれた豊かな海産物の宝庫「青森のウニ」を存分にお楽しみください^ ^

 

ウニを使ったオススメレシピ

・ワサビやお醤油をつけてお刺身やお寿司、うに丼に
(うに丼には大葉も良く合います!)

・ウニのクリームソース
生クリームとの相性がとても良いので、ホタテやいくらと一緒にクリームパスタなどにすると濃厚美味しいパスタの出来上がり。
仕上げに卵黄や小ネギを乗せてもGOODです。

・ウニのタレ
ウニに酒や卵黄を混ぜたタレを、魚や野菜に塗ってグリルにするのもおすすめです。淡白な食材と濃厚なウニの組み合わせも美味しいですよ。

・ウニマヨ
ウニとマヨネーズの組み合わせ。
いろいろな料理にかけたり、和えたり、使いやすいです。

・ウニのグラタン
ベシャメルソース(ホワイトソース)との相性も良いので、シーフードのグラタンにウニをミックスしてウニ風味のグラタンに。

・青森県の郷土料理「いちご煮」
ウニと鮑のお吸い物です。青森県の八戸周辺では「いちご煮」の缶詰もお土産等で販売されています。
ウニがいちご(苺)のように赤く見えることから、いちご煮と呼ばれるようになったそうです。
磯の香りがふわっと香るすまし汁です。

お取り寄せの際は、届いたら新鮮なうちに「生食」で。
生食を楽しんだら、パスタやソースにしたり、ウニご飯にしたりと手を加えて様々なメニューを楽しめます^ ^

青森のウニは、ご贈答やおもてなしにも喜ばれること間違いなしです♪

 

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