こんにちは、いくらんです◉
11月半ばになり、一気に冷え込むようになりましたね!
(青森の山間部では、先日初雪が観測されたそうです!)
今月は鱈をご紹介していますが、今週は「余すところなくいただける鱈の魅力」として、白子や真子・アラなど、鱈の部位ごとの美味しい食べ方をご紹介したいと思います(*´꒳`*)
・白子
白子は、オスの精巣部分のことです。
地方によって呼び方も異なり、北海道では「タチ」「タツ」、東北地方では「キク」「キクワタ」「ダダミ」、京都では「雲子(クモコ)」などと呼ばれています。
(青森では「キク」がよく聞く名前です)
魚の精巣全般が「白子」と呼ばれており、特定の魚の精巣を指すわけではありません。
魚のオスからしか取れない・取れる量も少ないため、希少な食材として知られています。
いろいろな魚の精巣を白子と呼んでいますが、やはりこぞって求めるのが鱈の白子です。
トロトロの食感とクリーミーで濃厚な旨味が特に人気です。
臭みが少なく、さまざまな調理法で楽しめる食材です。
日本酒のお供にも最高です!
〜白子のおすすめの食べ方〜
まずは定番、ポン酢で!
これが1番定番の食べ方ではないでしょうか?
さっぱりとしたポン酢あえは相性が良いです。
次に、白子の天ぷらです。
中が熱々・トロトロの食感になり、これもまた相性が抜群です。
寒い季節には、鍋や汁物としても活躍します。
・真子
白子は精巣でしたが、「真子」は反対に卵巣を指します。
鱈の卵巣って「たらこ」ではないの?と思うかもしれませんが、「たらこ」と呼ばれるものは一般的に「スケトウダラの卵巣の塩漬け」を指します。
真鱈の卵巣は「真子」と呼ばれ、たらこに比べてとても巨大です。
生の状態だと表面を覆う膜が黒いため見た目はかなりインパクトが強いです。
卵のもちもちとした食感が楽しめ、食べ応えがあると言われています。
〜真子のおすすめの食べ方〜
真子の1番の定番は「煮付け」です。
醤油や味醂で味付けして煮込んだり、煮込んだものを昆布巻きにしたりすることもあります。
北陸地方では、お正月の定番だそうです。
東北では、「鱈の子炒り」や「鱈の子和え」と呼ばれており、糸こんにゃくや細切りのニンジンなどと炒め煮にします。
にんじんの入っているものは、津軽の郷土料理のようです。
醤油と味醂で炒め煮にしますが、甘めに作られているものも多いです。
(塩漬けのたらこをそのままほぐして炒り煮にする、塩味の子炒りもあります)
お酒のおつまみとしてもこちらも相性が良いです( ´∀`)
・内臓やアラ
鱈の内臓で1番有名なのが「チャンジャ」です。
鱈の内臓を韓国風の塩辛にしたものがチャンジャですね。
アラは青森では「じゃっぱ汁」が有名です。
(鱈のアラ汁のことで、アラを「じゃっぱ」と呼ぶことからそう名前がついています)
鱈のアラや肝、白子などと野菜を煮込み、塩や味噌で味付けした汁物の料理です。
また、身も白子もアラも全て使えるのが「鍋」ですね!
魚介の旨味が鍋を美味しくしてくれるので、材料を煮込んでしまうだけで美味しい鍋が出来上がります(о´∀`о)
冬は、鱈を丸ごと楽しむのにぴったりの季節です。
鍋物にしたり、煮物にしたり、汁物にしたり。
寒い冬を熱々の鱈料理で美味しく過ごすことができますよ♪
いろいろな部位がいただける食材ですので、ぜひ「冬の旬」をご家庭でも楽しんでみてください☆
今週は、白子・真子と内臓やアラの紹介をしました。
次週は、鱈を使ったレシピなどをご紹介したいと思います(*´꒳`*)
では、またすぐに!
いくらんがお届けしました◉