こんにちは、いくらんです◉
すっかり寒くなってきました。
今年は秋をさらりと通り越して、冬がやってくるのでは?という気候ですね。
青森には、「七子八珍」といわれるものがあるのをご存知ですか?
七子八珍(ななこはっちん)とは?
(社)青森観光コンベンション協会の前身団体が、青森市民の目線により青森の新鮮な魚介類を「四季の味」としてブランド化した総称で、さらには地元に馴染み深い「堂々九品(どうどうきゅうひん)」「隠れ十品(かくれじゅっぴん)」を含んだ全34種の食材から構成されています。
青森県内のスーパーの海鮮・鮮魚コーナーなどで「七子八珍のうた」というものが流れていることがあります(笑)
本州最北端・三方を海に囲まれた青森県は、四季折々の豊富な魚介類に恵まれています。
七子
晩秋から早春にかけて旬を迎える、すじこ、たらこなどの魚卵で「(子)こ」のつくもの七品を指します。
たらこ、ましらこ(まだら)、このこ(なまこ)、たこのこ、
ほたてのこ、すじこ、ぶりこ(はたはた)の七種です。
・たらこ
真鱈・すけそうだらの卵で、塩漬けや醤油漬けがあります。
・ましらこ
真鱈の精子が体内で乳白色に固まったもの。「たつ」とも呼ばれます。
・このこ
なまこの卵巣のことで、青森では生や塩辛にしていただきます。
・たこのこ
蛸の卵巣で、生はもちろん、煮たり蒸して食べると美味しいと言われています。
・ほたてのこ
ホタテ貝の生殖巣で、オレンジ色は卵巣、白色は精巣です。
・すじこ
鮭・鱒の卵を醤油漬けにしたものと、生筋子があります。
・ぶりこ
子持ちのハタハタから採った卵で、産卵した卵は禁漁となっています。
八珍
季節を感じる珍味として地元の人たちに愛され続けている八品。
くりがに、がさえび(シャコ)、なまこ、うに、
ふじつぼ、白魚(しらうお・しろうお)、さめ、ほやの8品です。
・くりがに
陸奥湾産のトゲクリガニは、花見には欠かせない一品です。
・がさえび
シャコの別名で、陸奥湾に多く卵を持つ春が美味しい旬と言われています。
・なまこ
なまこはお正月には欠かせない1品として親しまれています。
・うに
ウニの旬は卵巣が成熟した時と言われています。
・ふじつぼ
卵が入る7月〜10月が美味しい季節です。
タラバガニの進化前の姿と言われています。
・白魚
しらうお(しらうお科)と、しろうお(はぜ科)がある。
・さめ
青森県ではあぶらつのざめが珍重されています。大きさは中型で1メートルほどの鮫です。
・ほや
海のパイナップルと呼ばれるほや。酒の肴にぴったりの一品です。
七子にも、八珍にも登場する「なまこ」
こうしてみてみると、青森ではなまこがよく食べられているんだな〜と感じますね。
七子八珍に登場する魚介類は、お正月やお祝い事などに登場する食材も多いです。
七子八珍を改めて見ると、青森は本当に魚介類に恵まれた地域なんだなということがわかりますね( ´∀`)
昔、スーパーで「なな〜こはっちん♪なな〜こはっちん♪」という歌を聴いて「この歌はなんだ!(◎_◎;)」と不思議に思っていたのですが、青森の魚介類を紹介するための歌だったようです。
今でもあの歌が耳から離れないいくらんです◉笑
七子八珍の他に、隠れ十品・堂々九品という青森でとれる魚をまとめたものもあるようです。
来週はそちらもご紹介したいと思います!
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