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旬の魚・鱈 -鱈の栄養価-

こんにちは、いくらんです◉
11月はテーマ「鱈」でお届けしています。
先週は鱈の種類についてでしたが、今週は「鱈の栄養価」についてお届けしたいと思います!

鱈の栄養素


・身体作りに欠かせない「タンパク質」

鱈は100gあたり、タンパク質が17.6g含まれています。
タンパク質豊富で低カロリーな食材です。
タンパク質は、血液や筋肉を構成するだけでなく、身体の機能を調節する酵素などを作る役割もあります。
生命維持に不可欠な栄養素なので、タンパク質豊富なのは嬉しいですね!


・血液の健康維持「ビタミンE」

鱈100gには、ビタミンEが0.8g含まれています。
強い抗酸化作用を持つビタミンEは、血管を健康に保つ他にも、細胞の酸化しにくくする働きがあります。
ビタミンEが不足すると、血行が悪くなり、紫外線から肌を守る機能が弱くなったりするので、日常的に摂取できるのが好ましいと言われています。


・カルシウムの吸収を促す「ビタミンD」

鱈100gには、ビタミンDが1.0μg含まれています。
ビタミンDは骨の形成を助ける役割を持つ栄養素です。
鱈の他にも、紅鮭やヒラメにも多く含まれます。
油に溶ける脂溶性ビタミンなので、フリッターにすると効率よく吸収できます。


・赤血球に関わる「ビタミンB12」

鱈100gに、ビタミンB12は1.3μg含まれています。
タンパク質の合成や脂肪酸の代謝、正常な赤血球を作るために必要な栄養素です。
日本人の食事摂取基準は、18歳以上の男女で2.4μg/日が推奨の量となっています。
鱈100gでおよそ1日の半分の量が摂取できるので、鱈はビタミンB12が豊富な食べ物と言えますね!


・中性脂肪を減らす「DHA」

鱈100gにはDHAが42mg含まれています。
DHAは魚類に多く含まれる多価不飽和脂肪酸です。
血液中の中性脂肪を減らす、血管を硬くなりにくくするといった働きがあります。
魚を生で食べる時と比較して、煮たり焼いたりすると約20%減、揚げ物にすると約50%減になってしまいます。
生食に向かない鱈は、揚げ物よりは煮物・焼き物の方がおすすめです!


・歯や骨の構成成分「リン」

ミネラル成分であるリンは、歯や骨の構成成分となるほか、エネルギーを作るときに欠かせない栄養素です。
しかし、カルシウムの摂取量が少ない状態でリンだけを長期的に取りすぎると、骨密度が減少してしまう恐れがあります。
栄養素として意識的に摂るのであれば、取りすぎには注意と言われています。

薬膳の鱈

薬膳の分類には体を温める温性・熱性、体を冷やす涼性・寒性とありますが、鱈はどちらにも属さない「平性」の食べ物です。

極端に偏った属性ではないので、非常に使いやすい食材です。

主に、気と血を増やしてくれるので、「疲れやすい・めまいや立ちくらみ・顔色が優れない(白っぽい)タイプ」におすすめ。

比較的消化しやすいので、胃腸虚弱の方でも食べやすい食材ですね。

胃腸虚弱でも食べやすい、脂が少なくて淡白など、離乳食から幅広い層に使える鱈の栄養面をお伝えしました!
生食に向かない鱈の「フリッター」は栄養面でも理にかなっているのですね( ^ω^ )

また、ホイル焼きなどの蒸し料理も栄養面では効率よく吸収するのに良さそうです。

次回は、鱈の食べ方をご紹介したいと思います♪
切り身、たらこ、白子、また鱈汁にはそのほかの部位も。
鱈は部位によって美味しくいただける食べ方が満載です!

残すところなく鱈の魅力をお伝えしたいと思います(*´꒳`*)
では、来週もお楽しみに!

いくらんがお届けしました◉

 

 

 

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