┠ 青森のお魚

サザエ

【サザエ】

漢字表記 栄螺、拳螺
腹足網古腹足目リュウテン科
(別名:リュウテンサザエ科、サザエ科)

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●サザエってどんな貝?

さざえは、岩礁や石のある外海に面した荒磯にすむ巻き貝で、独特のほろ苦い旨味と磯の香りが特徴です。

殻にトゲがあるものとないものがあり、波の荒い海に住むものはトゲが出やすいとされています。

昼は岩陰に隠れていて、夜に海底を這い回り、海藻を食べます。
食用となる海藻によって殻の色が決まり、おおよそ緑色と褐色が混ざり合った複雑な色をしています。

さざえは食用貝として重要で、太平洋側でも日本海側でも大量に漁獲されています。
主な分布は、日本海沿岸では北海道南部から九州、太平洋沿岸では千葉県から奄美大島までとなっており、薩南諸島以南では分布が非常に少なくなっています。

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●サザエの形態

殻は5㎝〜10㎝以上で、トゲのあるもの・ないものがあります。

体の表面には黒褐色の細かい線状の斑紋が多くあるため、全体に黒っぽい色をしています。
頭部には1対の触角があり、その近くの外側には眼が、内側には眉毛のような肉質の「ひさし」があります。

足は筋肉質でよく発達していて、足の裏面は黄土色や橙色をしています。
全体が縦の溝で左右2つに分かれていて、左右交互に動かしながら前進しています。

寿命は7年から8年程度とされています。
産卵期は20℃以上となる8月頃から。
生息可能な下限水温は6~7℃、成長可能な水温は12℃~30℃です。

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●青森とサザエ

主な分布は、「太平洋沿岸では千葉県から奄美大島まで」とあるように、昔は青森周辺の海ではサザエはそこまでとれるものではありませんでした。

近年、海の温度変化や地球の気候の変化などで、魚のとれる地域や季節に変化があります。

サザエが以前より青森でとれるようになったのも、そのような背景があるかもしれません。

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●漁法

素潜り、建網

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●サザエの旬

サザエの旬は、一般的には春から夏(3月〜8月頃)と言われています。

サザエは年中市場に出回っていることもあり、人により示している時期にばらつきがありますが、6月~8月が旬と言う人もいます。

「サザエの壷焼き」はバーベキューシーズンに良く見かけますね。

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●おすすめの食べ方

・お刺身

サザエの刺身は新鮮なものほど肝も甘く美味しいです。
身はコリコリしてアワビにも引けを取らない食感で、甘い肝は肝醤油にして食べるとより美味しく感じられます。

・壷焼き

サザエといえばこれ!というほど有名な「壷焼き」。
サザエの殻を鍋がわりに、グツグツしたら中の出汁まで味わいます。
上級な方は、サザエの出汁をお酒に入れて「サザエ酒」を楽しむそうです(*´꒳`*)

・炊き込みご飯やアヒージョ

つぶ貝と同じく貝類なので、アヒージョや炊き込みご飯にしても。
どちらも貝の出汁が旨味となってくれるレシピです!

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今週は「サザエ」をご紹介しました。

旬の海産物を美味しくいただきながら、青森の春夏秋冬を楽しんでみてくださいね(о´∀`о)!

 

大和海商は全国の市場に卸をしています。
大和海商のあるむつ市は、津軽海峡・太平洋・陸奥湾の3つの海に囲まれた海産物の宝庫です。

【むつ湾ホタテと大間のマグロ】の他、青森の美味いものを直接食卓へもお届けしています。

ぜひ、ご家庭でも青森の「旬」をお楽しみ下さい♪

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