こんにちは、いくらんです◉
大寒が近づいて、冷え込みが厳しい日も増えてきましたね。
1月は、海水温の上昇や、輸出禁止の動きなどの海の環境・社会問題についてのテーマについてお届けしています。
2023年は、秋の味覚・サケが全国で記録的な不漁に陥りました。
漁獲量の大半を占める北海道では前年比3割、東北は8~9割の減と、例年よりもかなり少なかったです。
東北ではサケを使った郷土料理の価格が高騰し、ふ化放流用の卵を自前で確保できない県もあったそうです。
背景には海水温上昇があるとみられていて、1日数匹しか網にかからないことも。
海洋の温暖化によって海流や餌の環境が変わり、稚魚が海に出た後に目指す海まで到達できない、岸に近づけないないなどの理由が挙げられました。
鮭は秋の味覚としてこちらのブログでも取り上げましたが、今年は漁獲量が少なく、秋の味覚としていただく機会も少なかったかもしれませんね。
また、ブリの産地が、この数年で様変わりしています。
以前はほとんど漁獲のなかった北海道や東北で漁獲量が増える一方、「寒ブリ」で知られる富山県、新潟県では不漁が続きました。
こちらも、海水温の上昇が影響しているとみられ、「冬のブリと言えば、北海道や東北という時代が来るのでは?」と懸念されているそうです。
海水温の上昇によっていろいろな変化がありましたが、本来取れるところで取れない、本来見かけないところで取れるようになった、というようなことが起きていて、
この魚といえばここ!というような産地にも影響を及ぼしています。
地球温暖化とも言われていますが、東北でも猛暑の影響で気温が上昇するようになってきました。
それに伴い、海水温の上昇なども起きて、海の環境もどんどん変化しています。
青森や東北だけでなく、全国的にいろいろなことが起こっています。
私たちがいただいているお魚たちも自然の中で育った自然の恵みなので、自然を大切にしていくこと・守っていくこと・持続していけるような環境を作っていくこともこれから私たちの「食」を考える上で大切になっていくと思います。