┠ 青森のお魚

メバル

【メバル】

漢字表記 目張・鮴
カサゴ目フサカサゴ科

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●メバルってどんなお魚?

メバルはカサゴ目メバル科メバル属に分類されている近海魚です。
丸い大きな目が特徴で、日本では北海道から九州の幅広い地域で漁獲されています。

見た目の特徴から「目張」や「眼張」、また品種によっては早春によく釣れることから「目春」、「春告魚(はるつげうお)」と表記されます。

大きさは20㎝前後が多く、最大で35㎝を超え、大きなメバルになると目の大きさが10円玉くらい大きいことから「10円メバル」と呼ぶところもあります。

メバル科の魚の種類は多く、世界に120種類以上、日本だけでも35種類のメバルがいると言われています。

2008年より、「メバル」と呼ばれていた魚が「アカメバル」「クロメバル」「シロメバル」の3種類に分けられました。

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●津軽海峡メバル

青森県の津軽海峡で漁獲されるメバルは「ウスメバル」という種類で、フサカサゴ科の鮮やかなオレンジ色が特徴の魚です。

産卵場所のある津軽半島沿岸地域は全国でも有数のメバルの漁獲地域です。
青森県では「春告魚」のひとつとして親しまれています。

潮の流れが早いこの地域で育つウスメバルは、適度な運動量と豊富なエサによって培われる肉質の良さが魅力です。
引き締まった身には心地良い弾力があり、味わいは淡白で上品。
春には脂ものって絶品です。

青森県のウスメバルは「津軽海峡メバル」として全国に出荷され、東京築地市場では高級魚として取り扱われています。

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●メバルの形態

夜行性で、名前のとおり目が大きく、視力が良い魚です。

岩礁の周囲を群れで遊泳していますが、頭を上に向けて中層で立ち泳ぎしていることもあります。
肉食性で、多毛類や甲殻類の他、小魚なども捕食します。

立ち泳ぎしているのは、中層付近にいる餌となる魚を海底から一点で見つめ捕食の機会をうかがっているからと言われています。

大きな目で魚を一点で見つめることから「一点にらみ」と古くから呼ばれています。

頬のあたりや上唇、お尻、腹びれなどさまざまな箇所にトゲがあり、特に背びれは13本のトゲがあるので刺さらないように注意しなければなりません。

また、メバルは卵を産まない魚です。
体内で孵化を完了させ、5ミリ前後に成長した稚魚を体外に産出するという、変わった産卵方法を持つ魚です。

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●漁法

主に一本釣りと刺し網で漁獲されます。

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●メバルの旬

種類によっては一年中漁獲されますが、「春告魚」の呼び名の通り、青森県での旬は春から初夏です。
4月〜6月頃が旬と言われています。

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●おすすめの食べ方

透明感のある白身魚で、味わいにクセもないので生食でも美味しくいただけます。
加熱すると柔らかく、熱を通してもかたくならないので、煮物や揚げ物などさまざまな料理に活用されています。

酒蒸しや、煮付けが一般的に多く見られます。

お刺身にしても、クセがなく淡白で上品な味わいです。
カルパッチョにしてもあっさりとした身がよく合います。

加熱しても身がかたくならないため、鷹の爪やプチトマト、ニンニク、白ワインなどで加熱するアクアパッツァにしても良いですね!

カリッと揚げた唐揚げも美味しいです。

和食・洋食、どちらでも合います。
癖がなく淡白な白身魚なので、どの料理調理法でも合いますし、美味しくいただける万能なお魚です!

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青森の春のお魚「メバル」をご紹介しました。
春にかけて、さまざまな魚が旬を迎えます♪
旬のお魚を美味しくいただきながら、青森の春夏秋冬を楽しみましょう(о´∀`о)

 

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