こんにちは、いくらんです◉
暖冬と言われるほど暖かい日が多い冬ですが、1月に入り寒い日も増えましたね!
本格的に冬を感じるようになりました。
(と言っても、暦上では来月立春ですね)
さて、大和海商のあるむつ市近郊(陸奥湾)は「ホタテ」で有名な場所ですが、その「ホタテ」の2023年もまた例年と違うことがたくさんありました。
・輸出禁止による影響
ナマコと同じように、ホタテも輸出禁止になりました。
輸出が禁止になったことにより、水産業者の在庫が積み上がっているという地域も。
また、ホタテ以外でも他地域でも輸出できなくなった魚の影響で国内に魚がたくさんある状態になっているところもあり、価格の下落や、販売不振などの影響が見られました。
・海水温上昇による変化
2023年は猛暑の影響で、海水温が平年より高くなっていました。
その影響で、各地の漁業に影響が見られました。
特に、青森県産のホタテでは、海水温の上昇により稚貝の5割以上、新貝の4割以上が水揚げ前に「へい死」していたことがわかりました。
青森県の陸奥湾で行われているホタテの養殖は「100億円産業」と言われるほど、青森を支える産業のひとつです。
ホタテは水温が25度を上回ると衰弱し、26度になると死んでしまうリスクが高まるとされていますが、観測データによると今年の7月から10月まで平年より3〜4度高い状態が続いたそうです。
9月上旬の5日間は水温27度にまで達していて、ホタテにとってはとても危険で過酷な状態が続いた夏だったことがわかります。
また、親貝が減少することにより、次年度にも影響が及びます。
2023年は、ホタテ産業にとって輸出禁止と海水温の上昇で大きな打撃を受けた年と言えますね。
海水温の上昇による被害は、2010年にも大きな打撃がありました。
ホタテを扱う養殖業の方々、加工業の方々など、ホタテ産業を守るために様々な力を尽くしてくれています。
青森の大切な産業なので、今後またホタテ産業が発展していってほしいです( ´∀`)
猛暑だった2023年は、人間の私たちも過酷な暑さのなかで過ごしましたが、海の生き物たちも同じですね。
今年も美味しいホタテがいただけるよう、ほたりん・いくらんも普段の生活でできること、小さなことからでもできることをしていきたいと思います(*´꒳`*)
ホタテにとって、過ごしやすい環境が戻ってきますように☆
日々変化している社会事情や海の環境ですが、その中で美味しいお魚をお届けするために力を尽くしてくださっている皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです(о´∀`о)!