【ホッケ】
漢字表記
カサゴ目アイナメ科
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●ホッケってどんなお魚?
ホッケはアイナメ科に属する冷水魚です。
ホッケ(通称マホッケ)とキタノホッケ(通称シマホッケ)の2種があります。
シマホッケはマホッケよりも水深の深い海域を好みます。
ホッケの成魚の生息水深は、100m前後の大陸棚で、産卵期の春秋では浅いところになります。
産卵期は9月から2月で、婚姻色が現れます。
水深20m以浅の岩の間に卵を産み、孵化するまでオスが餌を食べずに保護をします。
産卵は16℃程度で開始され、至適水温は13℃前後、8℃程度で終了するとされています。
食性は肉食性で、主な餌は底生生物、他魚類の卵、海底に沈降するプランクトンなどを食べています。
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●ホッケの形態
成魚の全長は60cmほどです。
体にはっきりしない黒色横帯があります。
幼魚は海の浅いところに住み、青緑色をしていますが、成長につれて海底付近に住むようになり、体色は褐色を帯びていきます。
太平洋海域のホッケは成長が早く、満2歳で体長27-32cm、満3歳で29-34cm、満4歳で33-36cmほどになると言われています。
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●漁法
刺し網、底建網、まき網などで漁獲します。
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●ホッケの旬
旬は冬から春にかけてです。
桜が咲く頃が、ほっけの美味しくなる季節です。
ほっけは春には餌を食べるために、秋には産卵のために沿岸に集まる習性があります。
ほっけは漢字で「魚偏に花」と書くだけあって、桜が咲き始める頃があぶらののりが良くなる目安と言われています。
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●おすすめの食べ方
鮮度低下が早いため、開いて干物などにするのが一般的です。
鮮度のいいものはフライや煮付けにされたりと酒肴としても活用されています。
ホクホクしてタンパクなホッケは、子供でも食べやすいお魚です。
幼稚園や保育園の給食などでも使われることが多く、最近では骨を取って加工した「骨なしホッケ」なども増えました。
マホッケはホクホクしているのに対して、シマホッケは脂が乗っていてプリプリしてジューシーなのが特徴です。
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青森の春のお魚「ホッケ」をご紹介しました。
春にかけて、さまざまな魚が旬を迎えます♪
旬のお魚を美味しくいただきながら、青森の春夏秋冬を楽しみましょう(о´∀`о)
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