観光案内(青森県)

田名部祭り

こんにちは(*´꒳`*)
今月は青森の夏祭りを紹介してまいりました。
最後は、大和海商のある「むつ市」の夏祭り【田名部祭り】です!

田名部祭り

東北の夏祭りのフィナーレを飾るのが、下北最大規模の田名部まつり(田名部神社例大祭)です。
北前船の水運で栄えた田名部に約380年以上前から続く祭りです。

山車や囃子は、北前船ゆかりの近江商人を通して京都祇園の影響を受けており「北のみやび」と称されています。

毎年8月18日から20日の3日間市内に繰り出す豪華絢爛な5台の山車、京都祇園祭の流れを汲む哀調を帯びた祇園囃子が特徴です。

最終日20日深夜には、5台の山車が一堂に会して樽酒を酌み交わし、来年の再会を誓う「五車別れ」でクライマックスを迎えます。

朝に町内から出発して田名部神社に到着、
夜に田名部神社を出発して町内に帰ります。

昼と夜では、山車の姿も違っていますね!
夜はさらに豪華さが増して見えます♪

祭りの5町

田名部祭りは、5町の町内が山車を運行します。
田名部神社の前に5台の山車が並びますが、この順番は毎年同じ順番になっています。

お祭りを運行するのに、お祭りの当番のような当番山車があります。
当番は毎年変わって、当番に当たった町内は他の町内よりも役割が多く忙しくなります。

地域のお祭りは家族で代々昔から参加している町内などが決まっており、「この時期は毎年お祭り」というように家族や親戚ぐるみで祭りを盛り上げることが多いです。

見送り絵

田名部祭りの山車には「見送り絵」というものがあります。
町内ごとに違っていて、祭り期間中3日間別の絵に変わります。

町内でそれぞれ、自分たちで描いて準備します。
ライトアップされた姿は圧巻ですよね!

 

お囃子

田名部祭りのお囃子は、京都・祇園祭りの流れを組む「祇園囃子」と、夜間運行の際などのアップテンポな「ヤマヤレ」のふたつが主流です。

また「乗子」と呼ばれる囃子方がおり、夜の運行で奏でるお囃子を地域の方々から引き継ぎ盛り上げていきます。

2024年の田名部まつりの当番山はむつ市横迎町の「豪川組」で、中学生が演奏する囃子の乗子を務めました。

青森のお祭りシリーズを今月はお届けしました!
お祭りは、お囃子から山車の様子までその地域の伝統や文化がよく現れていますよね。

小さい頃から見てきたお祭りを、今度は自分が参加したり運行したりする立場になっていき、そのあとは後継者を育てる側になっていくというような、昔から続いてきた伝統を感じます。

時代は変わって、それぞれの価値観が変化しても、
「お祭り」というもので繋がっていく様子は良いですね♪

みんなで盛り上げよう!という祭りの熱気は、8月の青森をぎゅっと活性化させてくれるように感じます。

むつの盛り上がった3日間も幕を閉じ、祭りが終わると秋の到来です。
また来年の熱気を楽しみに、季節が秋へと移り変わっていきます。

みなさんの地域には、どんなお祭りの風習がありますか( ´∀`)?

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