【シジミ】
漢字表記 蜆
二枚貝網異歯網シジミ科
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●シジミってどんな生き物?
シジミは「二枚貝」と呼ばれる淡水域や汽水域に生息する小型の二枚貝です。
通常目にする二枚貝のうちでは小型なので「縮み」が転じて名づけられたとする説があります。
日本本土の在来種としては、汽水性のヤマトシジミと淡水性のマシジミ、セタシジミの計3種が生息していて、大きさはどれも2-3cm程度です。
青森・津軽北西部の「十三湖」、白神山地から注ぐ岩木川と日本海が交わる汽水湖で、地域特産物のヤマトシジミが生育しています。
そのおいしさや貝の美しさから全国有数の産地となっています。
ちなみに十三湖は、太宰治の生まれ育った五所川原市金木町の近隣に位置しており、小説「津軽」の中にも十三湖のシジミが登場します。
(小説「津軽」には、同じく青森の特産物トゲクリガニも登場します!)
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●シジミの形態
しじみは軟体部と、硬い2枚の殻でできています。
小さな軟体部の中に心臓や胃、腸などがあり、雄と雌がいる雌雄異体で、無脊椎動物になります。
呼吸は入水管から水を吸い込み、水に含まれる酸素(溶存酸素)をエラ組織で取り込むことにより呼吸しています。
繁殖は体外受精で行われ、水中で餌(有機懸濁物)を取ります。
シジミの貝殻には、輪脈と呼ばれる線(段差)があります。
冬を一回越すごとに一本増えることでしじみの年齢を数えることができます。
寿命はおおよそ10年程度と言われていますが、まだまだ研究中の分野で、専門家たちが解明を進めています。
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●漁法
シジミ漁は4月10日に解禁され、水温が上昇し始める連休明けから本格化します。
夏場の産卵期の約1ヶ月の休漁を経て10月中旬まで続きます。
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●シジミの旬
4月からはじまり連休明けから本格化することから、旬(ピーク)もその頃です。
潮干狩りのシーズンがちょうどシジミの旬ですね!
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●おすすめの食べ方
味噌汁の具に利用される二枚貝としては、アサリと並んで日本人に最も馴染み深いものです。
佃煮や時雨煮などにもされることがあります。
アサリなどと同じように酒蒸しもオススメです。
シジミの産地でもある青森では「シジミラーメン」も有名です。
味は塩味で、シジミの旨味が濃厚な味わいです!
青森の地域の特産グルメになっています。
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今週は「シジミ」をご紹介しました。
青森ではシジミも有名な特産品です♪
旬の海産物を美味しくいただきながら、青森の春夏秋冬を楽しんでみてくださいね(о´∀`о)!
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