こんにちは、いくらんです。
今月は「下北ジオパーク」について紹介しています♪
大和海商のあるむつ市は、青森県の下北地方にあります。
下北地方は、海に囲まれた自然豊かなところです。
青森県の中でジオパークに認定されているのは、下北だけになります。
今月はそんな下北地方の魅力に迫っていきます( ´∀`)
下北ジオパーク
下北ジオパークには18の地域があります。
・恐山エリア
・薬研エリア
・ちぢり浜エリア
・風間浦エリア
・大間崎エリア
・津鼻崎エリア
・佐井エリア
・仏ヶ浦エリア
・焼山崎エリア
・脇野沢・鯛島エリア
・野平エリア
・川内エリア
・大湊・芦崎エリア
・猿ヶ森砂丘エリア
・田名部平野エリア
・北部海岸エリア
・尻屋崎エリア
・中野沢エリア
今週は、猿ヶ森砂丘エリアを紹介したいと思います。
日本最大級の砂丘
猿ヶ森砂丘は、下北半島の太平洋側に、南北17km、東西最大2kmにわたって広がる日本最大級の砂丘です。
砂丘とは、風によって砂が運ばれ、積もった地形のことをいいます。
残念ながら、猿ヶ森砂丘のほとんどは許可がなければ立ち入ることができませんが、北側にあたる東通村・尻労地区の高台から砂丘の全体を見渡すことができます。
猿ヶ森砂丘のなかには、砂の移動によって水の流れがせきとめられてできた大小さまざまな湖沼があります。
日本最大級の砂丘といえば「鳥取砂丘では?」と思う方も多いかもしれませんが、実は面積だけでいうと猿ヶ森砂丘が日本最大級と言われています。
猿ヶ森砂丘は立ち入りが出来ず、観光できる砂丘としては鳥取砂丘が最大級となっているようです。
ヒバの埋没林
砂丘の中には、かつてのヒバ林が砂に埋もれたようすを観察できる「ヒバの埋没林」があります。
この埋没林は、一度砂に埋もれたあと、川の侵食によって地表に姿をあらわしました。
古いもので約2000年前のヒバが埋没樹として残っており、当時も下北半島にヒバ林が広がっていたことがわかります。
埋没林ができた原因については諸説あり、人間の活動や津波によるヒバ林の枯死のあと、砂に埋もれたと考えられていますが、まだよくわかっていません。
『砂丘』は『海岸付近の起伏のある砂浜』と思われがちですが、実際にはそうではなく『風によって運ばれた砂が堆積してできた丘状の地形』のことを指します。
そのため、植生に覆われていたり農地や市街地に活用されていたりしても『砂丘』である場所があります。
猿ヶ森砂丘にヒバが埋没しているのも、そういった経緯があるのかもしれません。
砂が鳴く「鳴き砂」
猿ヶ森砂丘の尻労と小田野沢の一部は「鳴き砂」の浜です。
雨の後晴れた日が続き、砂浜が十分に乾いているときに歩くと、キュッキュッという砂がこすれる音が聞こえてくるはずです。
鳴き砂は、石英という鉱物が多く不純物の少ない砂浜で見られ、わずかな環境の変化で鳴かなくなるため、地域の人々による清掃活動が行われています。
猿ヶ森砂丘に入ることはできませんが、近隣の野牛川レストハウスでは砂丘に関する展示などを見ることができます。
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今週は猿ヶ森砂丘エリアをご紹介しました。
青森に長年住んでいたいくらんですが、猿ヶ森砂丘のことを知りませんでした(◎_◎;)
砂丘といえば鳥取砂丘!と思っていましたが、青森県にもこんな大きな砂丘があったとは驚きです。
実際に入ることはできませんが、日本最大級の砂丘が存在するこのエリアにも長い歴史と壮大な自然のストーリーを感じます。
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大和海商は全国の市場に卸をしています。
大和海商のあるむつ市は、津軽海峡・太平洋・陸奥湾の3つの海に囲まれた海産物の宝庫です。
【むつ湾ホタテと大間のマグロ】の他、青森の美味いものを直接食卓へもお届けしています。
ぜひ、ご家庭でも青森の「旬」をお楽しみ下さい♪